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2020/11/17(火)NEWS

2020年シーズンを振り返って #10松田愛実キャプテンインタビュー


「無観客のシーズンを経験して、皆さんの声援のありがたさを改めて感じた」

―今シーズンは3年ぶりに1部リーグに復帰しました。全試合を終えて率直な感想は?

1部リーグでの試合が純粋に楽しかったです。悔しい気持ちもたくさんありますが、レベルの高いチーム・選手を身近に見ることができ、そんな格上の相手に対してチームのみんなで立ち向かっていけたことも非常に意味があるものでした。

―特に印象に残っている試合やシーンは何ですか?

やはり勝った試合は印象に残っています。特に1勝目のSGホールディングスギャラクシースターズ戦は、点を取られたらその裏に取り返して......という展開が続く中、最後に野木さんがサヨナラヒットを打ってくれて、とても感動しました。ただもう少しで勝てた試合や、なんとか凌いでいたのに逆転されてしまった試合もあり、悔しい思いも残っています。
自分自身のプレーで印象に残っているのは、開幕戦の最終回で打ったタイムリーヒット。練習を続けていた内容で結果を出すことができたのが、とても嬉しかったです。そして振り返ってみるとシーズンを通して一番印象に残っているのは、試合中にチームのみんながいい顔をしていたことですね。

―今シーズンで得られたことは何ですか?

試合を重ねていくごとに、メンバーのリズムの作り方、格上の相手に対してどう戦っていくかといった自分たちのやるべきことがより明確になりました。そしてそのやるべきことに全員で取り組めました。開幕前の練習では特に走塁を重視してきたのですが、リーグ戦でその成果を出すことができ、他のチームより高い意識でできていると感じられました。「これまでやってきたことは間違っていない」と、自信になったと思います。
自分自身としては、ルーキーだった3年前よりも技術面、特に守備面でレベルアップできたかなと感じます。3年前はミスが多かったのですが、今シーズンは自信を持ってグラウンドに立てるようになりました。



―反省点や、見えた課題はありますか?

「ベンチワーク」に波があることです。全選手での雰囲気作り、全員で試合に入り込むといったことをベンチワークと呼んでいるのですが、これができているときとあまりできていないときとの差がありました。ベンチワークが上手くできているときは試合も上手くいきますが、そうでないときはあっさり負けてしまったり、試合展開や結果に影響しました。ベンチワークの波を無くし、いつでもいい状態で戦えるチームになっていくことが必要だと感じています。
個人の課題としてはバッティングです。2部リーグと比べて、1部リーグの高いレベルのピッチャーは球のキレ、回転、重さが全然違うとすごく感じました。今後はこういったピッチャーにも対応できるように頑張りたいです。



―今シーズンは、コロナ禍の影響でほとんどの試合が無観客となりました。リモート応援してくれたファンへコメントをお願いします

無観客試合を経験して、ファンの皆さんが会場に応援に来ていただけることがすごくありがたいことだと改めて感じました。その中で、ネット中継を観たファンの皆さんからの応援やメッセージがすごく励みになっていました。リモートでしたが、応援してくださる方々がいることが嬉しかったです。来シーズンの試合開催の形式はどうなるかまだ分かりませんが、「観に行きたい」、そして「来て良かった」と思ってもらえる試合、プレーをできるように頑張っていきたいです。