2017/09/09(土)リーグ戦 第7節
高崎大会
ビックカメラ高崎 | 17 |
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0 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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ビックカメラ高崎 | 2 | 7 | 5 | 2 | 1 | 0 | 0 | 17 | ||
日本精工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
9月9日、群馬県の高崎市城南野球場で第7節・1試合目が行われました。対戦相手は、試合会場の高崎市を本拠地とする、「ビックカメラ高崎 BEE QUEEN」。女子ソフトボール界のレジェンド・上野由岐子投手をはじめ多くの日本代表選手を擁し、ここまで13戦すべてに勝利しています。
気温29度、強い日射しが降り注ぐ中、試合は10時30分にプレイボールが告げられました。
ブレイブベアリーズの先発ピッチャーは、山田夏生。1回表、山田は先頭バッターから2人をセカンドゴロ、ライトフライに打ち取りますが、3番バッターにツーベースヒットを許すと、4番バッターにホームランを打たれ、2点を先制されます。
しかし続く5番バッターは見事三振に切って取り、なんとか2失点で抑えました。
1回裏、無得点に終わったブレイブベアリーズ。2回表ではこの回最初のバッターからソロホームランを浴び、1失点。その後はフォアボール、送りバント、ヒットなどでさらに4点を追加されます。
7-0とされたところで、ブレイブベアリーズはバッテリーを交代。ピッチャーに藤嶋涼菜、キャッチャーに重石華子が入りました。
1アウト3塁からのスタートとなった藤嶋。最初のバッターをファールフライに打ち取ったものの、死球、キャッチャーファールフライ、四球で2アウト満塁に。続くバッターにエンタイトルツーベースを許し、2点を追加されました。
しかし次のバッターはライトフライに打ち取り、9-0で2回表を終えました。
2回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回3人目のバッター・尾西未紗がレフト前ヒットを放ちます。しかし得点に繋げることはできませんでした。
3回表、この回最初のバッターが放った打球はサードへのゴロ。ファースト・安井聖梨奈へ送球されたボールは逸れ気味でしたが、安井が懸命に手足を伸ばし、ベースから足を離すことなくナイスキャッチしてアウト!
その後は、四球、ヒット、ホームランなどで5失点。しかし後続はショートゴロ、セカンドゴロと連続で打ち取り、14-0で3回表を終了します。
14-0のまま迎えた4回表。ブレイブベアリーズのマウンドには、1部リーグ戦初出場の吉田遥香が上がりました。
ノーアウト1、2塁とされ、続くバッターの打球はレフト前へ。2塁ランナーがホームに駆け込み、レフト・高岡佑衣がバックホームするもセーフ。しかし1塁ランナーが3塁を狙うと、キャッチャー・重石がすかさず送球し、サード・瀧中美緒がタッチアウトに!
その後1点を追加されますが、最後のバッターは三振に抑え、16-0で4回表を終えました。
4回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回2人目のバッター・杉山まれいがセンター前にクリーンヒットを放ちますが、得点ならず。
5回表、この回最初のバッターはセンターに大きなフライを上げ、センター・中村白が捕球体勢に入ります。するとボールが太陽と重なり、中村は体勢を崩しながらも執念のキャッチ!
そして続くバッターがレフトフェンス際にフライを上げると、レフト・高岡が走りながらナイスキャッチ!
その後2つのヒットで1点を失いますが、2つの好守備にブレイブベアリーズ側スタンドは大きく湧きました。
17-0で迎えた5回裏。この回最初のバッター・尾西がまたもライトへヒットを放ちます。これで尾西は2試合連続の2安打!
尾西の代走には原野友希が起用されますが、後続の打線が続かず、得点には繋がりませんでした。
6回表、代走の原野がライトに入り、そしてマウンドには先発の山田が再登板します。
この回最初のバッターはセンターに抜けるかと思われた打球を放ちますが、セカンド・杉山が食らいついて捕球し、1塁へ送球、アウト!
また3人目のバッターが放ったライトへのファールフライは、ライト・原野がランニングキャッチでアウトに!
再登板の山田は6回表、そして7回表ともバッターを4人ずつで抑え、追加点は許しませんでした。
6回裏、ブレイブベアリーズの攻撃では3人目のバッターに代打・須貝素美が告げられます。地元・群馬県出身の須貝の出場に大きな声援が送られ、須貝は初球から積極的にバットを振ります。須貝は四球を選び出塁しますが、得点には至りませんでした。
17-0と無得点のまま迎えた最終回の7回裏、なんとか1点を挙げたいブレイブベアリーズの攻撃。この回2人目のバッター・高岡が相手のエラーで出塁します。
その後2アウト1塁となり、代打・野木あや。ブレイブベアリーズ側スタンドの大歓声を受け、バッターボックスに入った野木は、期待に応えるレフト前ヒット!
野木の代走に江口裕里が入り、ベンチに戻った野木はハイタッチの嵐で迎えられました。
続くバッター・瀧中は四球を選び、2アウト満塁のチャンスを迎えます。
しかし次のバッター・重石は惜しくもショートゴロに倒れ、ゲームセット。
17-0と大差で敗れる結果となりましたが、最後まで諦めず、ひたむきにプレーする選手たちへ、埋め尽くされたブレイブベアリーズ側スタンドから激励の拍手が送られました。
「打たれるのも、点を取られるのも、すべて監督の責任です。多くの点を取られ負けましたが、ただ負けという結果で終わらせず、悔しさ、そしてレベルが足りないことをしっかり認識しなければなりません。」
「打席に立ってみると、思っていたよりも球速を感じ驚きました。出塁で繋がれた打席なので、なんとしても次のバッターに繋げたいとバットを振りました。またベンチに戻ってみんなからハイタッチを受けたときは、『これがブレイブベアリーズの良さだな』と改めて感じました」
「調子は上がってきていると思います。考えると打てなくなるので、無心で打席に入るよう心掛けています。また守備や攻撃の流れなど、いいリズムで打席が回ってくることが多いので、私が打つことでチャンスを作りたいです」
「地元は球場からほど近く、今日は両親をはじめ30人以上の友人・知人が来てくれました。打席では1球目から積極的に振っていきました。来てくれた人たちにいい姿を見せることができたと思います」