2018/05/19(土)リーグ戦 第2節
滋賀県草津大会
YKK | 1 |
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6 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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YKK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | ||
日本精工 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | × | 6 |
5月19日、前日に引き続き第2節・2試合目が行われました。この日の会場は草津グリーンスタジアム。前日夜から降り始めた雨は早朝に上がり、試合開始の10時には雲間から太陽が。ブレイブべアリーズの地元・滋賀県での開催とあり、約450人の応援団、ファンが詰めかけ、内野ゾーンに設けられたスタンドは満員の観客で埋まりました。
この日の対戦相手は、2017年2部リーグ7位のYKK。今シーズンはブレイブべアリーズと同じく、開幕から無傷の3連勝中で、3試合で計39得点と打線が好調です。
しかし、ブレイブべアリーズも負けられません。開幕からの全勝対決に闘志を燃やす選手たちは、地元の大声援を受けグラウンドに駈け出しました。
ブレイブべアリーズの先発ピッチャーは山田夏生。1回表、山田夏生は1番バッターをライトフライに打ち取った後、2番に四球を与え、1アウト1塁とします。そして3番の打席で盗塁を仕掛けたランナーを、キャッチャー・馬場未波が抜群のコントロールで2塁へ送球し、アウト!この打席のバッターはショートゴロに抑え、初回を無失点で終えます。
1回裏、ブレイブべアリーズの攻撃。1アウトを取られた後、2番・新美天理がレフトオーバーのソロホームラン!1点を先制します。3番・中村白はセンター前ヒットを放ち、その後相手のエラー、四球などで2アウト満塁のチャンスを迎えます。
続くバッターは7番・山本悠未。左バッターの山本は打球をレフト方向へきれいに流し打ち、2点タイムリーヒット!後続はアウトとなりましたが、ブレイブべアリーズはこの回3点を先取し、0-3としました。
2回表、山田夏生はこの回2人目のバッターに四球を与えますが、後続をテンポ良く抑えます。
2回裏、ブレイブべアリーズは黒木美佳が、そして続く新美が2者連続でセンター前ヒットを放ちます。次の中村のライトフライの間に、黒木はタッチアップで3塁へ。2アウト1、3塁としますが追加点には至らず、0-3で2回を終えました。
3回表、山田夏生はこの回の先頭バッターに四球を与え、ノーアウト1塁とします。次のバッターからは三振を奪うも、続くバッターにレフトへ打球を運ばれます。左中間を抜けそうな当たりをレフトの杉山まれいがワンバウンドでナイスキャッチ。ヒットとされるも長打は許しません。
1アウト1、2塁で迎えたバッターの打席では、2塁ランナーが盗塁を仕掛け、3塁へ。しかしキャッチャー・馬場が素早くサード・新美へ送球、前進守備だった新美は後退しながらボールをキャッチすると後ろ手でランナーにタッチし、アウト!バッターはサードゴロに仕留め、守備陣のバックアップでこの回も無失点に抑えます。
3回裏の攻撃では、高岡がセンター前ヒットで出塁するも無得点。4回表の守備は、三振、レフトフライ、三振と三者凡退に抑え、試合は0−3のまま4回裏に入ります。
4回裏、ブレイブベアリーズの攻撃は杉山から。杉山はセンター前ヒットを放つと、次の黒木が相手守備のエラーで出塁し、ノーアウト1、2塁。そして新美のバントで1アウト2、3塁のチャンスを迎えます。
ここで打席に入ったのは、前日にツーランホームランを放ち、この日も第1打席でセンター前ヒットを記録した中村。中村がバットを振り抜くと、打球は左中間を抜けランナー2人がホームイン!中村も俊足を活かし3塁まで走り、2点タイムリースリーベースヒットとなります。
4番・安井聖梨奈は四球で出塁し、1アウト1、3塁。次の高岡は2打席連続となるヒットで、3塁ランナーの中村がホームイン!さらに1点を追加します。後続は2者連続三振となりましたが、この回ブレイブベアリーズは3点を追加し、0−6としました。
5回表、山田夏生はセンター前ヒット、四球などで2アウト2、3塁としますが、続くバッターのライト線への大きなフライを、ライト・山本がダッシュで追い付き、ナイスキャッチ!得点圏に2人のランナーを背負うも無失点で切り抜け、0−6と6点のリードを守ります。
5回裏は無得点に終わったブレイブベアリーズ。6回表は2本のヒットで2アウト1、2塁とされると、続くバッターにレフトオーバーのエンタイトルツーベースを打たれ、1点を失います。
なおも2アウト2、3塁のピンチが続きます。次のバッターは空振り三振か‥と思われた最後の球を、捕球したキャッチャー・馬場がはじき、その間に打者は振り逃げで1塁へ向かいます。3塁ランナーもホームへ走りますが、馬場が落ち着いて1塁へ送球しアウト!追加点は許さず、1−6で最終回を迎えます。
6回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。2アウトランナーなしで打席に入った安井は、右中間に大きな打球を飛ばします。誰もがホームランかと思ったそのとき、YKKのライトの選手がフェンスを倒しながら飛び込んでキャッチ。ホームランを阻止された形になりましたが、果敢なファインプレーにYKK側スタンドだけでなく、ブレイブベアリーズ側スタンドからも惜しみない拍手が送られました。
1-6のまま迎えた最終回。7回表のマウンドには、前日に引き続きリリーフピッチャーの山田蓮が上がりました。山田蓮は、1人目のバッターをセカンドフライに打ち取ります。次のバッターに内野エラーで出塁を許しますが、後続を2者連続三振でぴしゃりと抑え、ゲームセット!全勝対決を1−6で制し、開幕から4連勝を達成しました。
「今日もよく点を取りました。早い段階で点を取るチームを目指しているので、そこはよくできたと思います。しかし、最初は気持ち良く試合に入れたものの、終わってみればすっきりしない試合となりました。回を追うごとに相手チームを学習していかなければならないのに、逆に相手チームに学習されてしまっています。技術は持っているので、この課題を糧にし、明日はもっといい試合をお見せできたらと思います」
「昨シーズンが終わってから、リーグ戦でホームランを打つことを目標に練習をしてきましたが、昨日の試合でそれを叶えることができました。今日のスリーベースヒットは追加点が欲しい場面だったので、バントでつないでくれた新美さんに応えられるようにと思いながら打席に入りました。明日の2試合で前半戦が終わりますが、後半戦につなげるためにも、そして『1部リーグで勝つチームになる』という目標のためにも、明日は2試合とも圧倒的に勝ちにいきます!」
「昨日の試合では打てなかったので、今日はみんなにいい所を見せようと自分のスイングで振りました。ホームランは自分でも驚きで、審判が腕を回しているのを見て初めて、ホームランだと気付きました。明日もヒットを打ち、そしてみんなでつないで点を取り、ダブルヘッダーで2勝したいです」