MATCH

試合日程・結果

2017/05/14(日)リーグ戦 第2節

日本精工 vs 豊田自動織機

豊田大会

2017/05/14(日) 10:30開始 豊田市運動公園野球場
日本精工 0
5 豊田自動織機
1234567HE
日本精工00000000
豊田自動織機032000×5
  • 投手
    ●藤嶋→白川
  • 捕手
    馬場

 5月13日、14日に愛知県・豊田市運動公園野球場で予定されていた、リーグ戦第2節。しかし13日はあいにくの天候となり、雨天順延が決定しました。
 翌14日は、打って変わっての快晴。応援団をはじめとした多くのブレイブベアリーズファンが詰め掛け、プレイボールが告げられました。
 この日の対戦相手は、昨シーズン7位の「豊田自動織機 シャイニングベガ」です。

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主砲・安井が鋭く打ち返すもアウト。
1回、2回と先取点を奪えず。

 この試合、先攻はブレイブベアリーズ。先取点を奪いたいところですが、1回表は三者凡退に終わります。
 2回表は、この回トップバッターの安井聖梨奈のレフトへ抜けるかと思えた打球はショートのファインプレーで捕球され、アウト。その後のバッター2人も打ち取られ、無得点となりました。

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1回裏を抑え、2回裏にはファインプレーが。
しかし打線を繋がれ、先取点を与える。

 1回裏、ブレイブベアリーズのマウンドに上がったのは藤嶋涼菜。3つの四死球で2アウト1、2塁とされますが、続くバッターをライトフライに抑えます。
 2回裏。この回の先頭バッターの打球はライト前に落ちるかに思えましたが、ライト・尾西未紗が追いつき、前のめりでナイスキャッチ!「ナイス、ライト」とベンチ、スタンドから大歓声が上がりました。
 しかしその後のバッターには、2安打2四死球などで、3失点。先取点を許す結果となりました。

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さらに2失点を喫し、ピッチャー交代。
リリーフ・白川がピンチを切り抜ける。

 3回表も三者凡退に終わり、3回裏。藤嶋は3安打1四球を与え、2失点を喫します。
 ここで遠藤麻美監督が動き、ピッチャー交代。藤嶋に代わり、ルーキーの白川果歩がマウンドに上がりました。白川は、交代後最初のバッターに四球を与え1アウト満塁のピンチを招きます。
 するとベンチから「白川、いいボール、いいボール!」、そしてスタンドからは「フレー!フレー!白川!」と大声援が。ルーキーの背中を押す力強いエールを受けた白川は、続く2人のバッターをセカンドフライ、サードゴロに打ち取り、見事ピンチを切り抜けました。

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中村、瀧中のバットから待望の快音が。
村井は執念の内野安打!

 1回~3回と三者凡退に抑えられていたブレイブベアリーズ打線。しかし4回表、この回2人目のバッター、中村白がレフト前にこの試合チーム初ヒットを放ちます。すると5回表にはこの回3人目のバッター、瀧中美緒がセンター前ヒット!
 また、6回表にはこの回2人目のバッター、村井彩乃がセーフティーバントでボールをライン際に転がすと、1塁ベースにヘッドスライディングで飛び込み、執念の内野安打!
 いずれの回も得点には至りませんでしたが、4~6回の毎回安打は出塁への意欲が形となって表れたものでした。

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白川が3回連続で三者凡退の好投。
しかし最終回の攻撃も無得点に終わる。

 一方、3回裏にリリーフ登板した白川。4~6回はすべて三者凡退に打ち取る好投を見せます。白川は打者12人に対し、リリーフ直後のバッターに四球を与えたのみで、続く11人を完全に封じ込める見事なピッチングでした。
 白川の好投に応えたいブレイブベアリーズ打線。しかし最終回の7回表は、この回2人目のバッター、尾西が死球で出塁するも、得点ならず。
 0-5で試合終了となり、今シーズン初白星を飾ることはできませんでした。

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<試合後インタビュー>

遠藤麻美監督

「試合前、ピッチャー陣に『1、2点で抑えよう』と話をしましたが、四死球でランナーを溜められ、今日の結果となりました。この四死球を抑えれば、1、2失点で抑えることは可能ですから、上を向いて行こうと思います。相手チームに左バッターが多かったので、リリーフには左腕の白川を起用しました。しかし右バッターもしっかり抑え、完璧なピッチングを見せてくれました。白川の期待以上の出来には私も驚いています。毎回試合を終えるごとに選手に成長が見えますが、今日もそれが感じられた試合でした」


野木あや選手兼コーチ

「守備を基本として試合のリズムを作ろうとしているのですが、初回はその通りランナーを出したものの無失点に抑えました。しかし2、3回での失点に、まだまだ若さが出たと感じています。ですが、その後は打たせて取ることができていましたし、次へ繋がる試合になったでしょう。攻撃面では、『なんとか塁に出よう』という気持ちが出ていました。1点が遠いのですが、チャンスが作れるようになってきたのでこれを得点に繋げたいです」


リリーフ・白川果歩投手

「マウンドに上がるとき、監督から『任せた』と言われ、チームのためにしっかり抑えようと思いました。私が抑えればチームに流れが来ると信じて、馬場さん(キャッチャー・馬場未波キャプテン)のミットを目がけて投げ続けました。まわりの野手もしっかりと声を掛けてくれたのでとても心強かったです」


チーム初安打・中村白選手

「今日は、以前所属していた豊田自動織機が対戦相手だったので、いろんな思いがある中で試合に臨みました。豊田自動織機に対しても、そして私を受け入れてくれたこのチームに対しても『恩返し』をテーマにプレーしようと決めていたのですが、そんな中でヒットを打つことができ、なによりも嬉しいヒットとなりました。自分でも納得できた1打でした」